今回解説するのは裏コード。
裏コードとはドミナントコードの代理として使えるコードです。
ダイアトニックコードにはない独特のハッ!!
とするアレンジになるのでぜひ覚えておきましょう
セブンスコードの押さえ方:裏コードは7thコードです。
裏コードはセブンスコードで○○7という表記のコードです。
まずは5弦と6弦ルートのセブンスコードの押さえ方を見てみましょう。
5弦ルートのセブンスコード
構成音はR,M3、5、m7です。
そして6弦ルートのセブンスコード
6弦ルートの場合は以下のように省略するケースが非常に多いです。
構成音が揃っているので問題ありません。
弾きやすい方で演奏しましょう。
僕は基本こちらの押さえ方です!
裏コードの使い方:ドミナントコードの代理型
キーCの場合、G7がドミナントコードです。
このG7の代理として裏コードを使います。
キーがCの時の裏コードはⅡ♭7
D♭7が裏コードにあたります。
度数で表すと減5度の関係。
そしてD♭7の裏もまたG7です。
さて裏コードを代理として使う前に
まずは1625の音がこちら。
CM7→Am7→Dm7→G7→CM7
さてここから裏コードを使います。
G7の後ろに裏コードのD♭7を接続してトニックのCコードに向かってみましょう。
ⅠM7→Ⅵm7→Ⅱm7→Ⅴ7、Ⅱ♭7→ⅠM7
ハッ!!としますね。
G7を弾かずにD♭7に代理してもOKです。
ⅠM7→Ⅵm7→Ⅱm7→Ⅱ♭7→ⅠM7
裏コードはドミナントと同じ不安定な音を持っているので代理が可能です。
G7で使われるm7の音をオクターブ上げると 裏コードであるD♭7の構成音上に現れます。
※トライトーン(全3音)
ドミナントはそれ一つでキャラがハッキリ出るトライトーンを持つので
似た性質の裏コードが使えます。
裏コードの使い方:セカンダリドミナント型
そして裏コードはセカンダリードミナントにも代理できます。
Dmに接続するAmをまずはセカドミ化してA7にします。
そのA7の代理の裏コードはE♭7なので
①CM7→Am7→Dm7→G7
↓ セカドミ化 裏コード化
②CM7→A7→Dm7→ D♭7
↓ A7裏コード化 ↓
③CM7→E♭7→Dm7→ D♭7
このようにセカンダリードミナントに代理して、その代理したコードの裏コードに代理するという解釈です。
この場合ルートの音がE♭から半音ずつ加工する面白い響きになります。
ダイアトニックコード以外の音で作曲すると
思わぬ名曲が生まれるかもしれません!
裏コードって格好いい!!
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