オンコードについて:3種類の使い方の解説

初心者向け

オンコードについて解説します。

オンコードは別名=分数コード、スラッシュコードとも言われます。

ConBとかA/Bというような記載がされているコードです。

オンコードの押さえ方

押さえ方は単純で後ろの音名を最低音にしたコードフォームを演奏すればOKです。

ConBの場合は一番低い音をBの音にします。

こんな感じ

ConBコード

オンコードは弾き語りなどでも良く使われます。

しかし、一般的にコード表に記載されてない場合が多いです。

毎回調べる必要がないようにローポジション辺りの音名は覚えておきましょう。

赤枠内を覚えておけばローポジションのオンコードは弾けます。

オンコードの使い方3種類

オンコードでコードを滑らかにつなげる

C Am F G C

というコード進行があったとします。

このルート音の並びはドラファソド

このコードにを以下のような形に変えて見ましょう

C C/B Am Am/G F F/G C

こうするとルート音はドシラソファソドになります。

ルート音がCメジャーキーの中で一つずつ滑らかに下がっていって最後はドミナントモーションで収まる。

繋がりを感じるコードになりますね。

J-POPの歌モノでは良く使われるコードアレンジの手法になります。

サブドミナントにドミナントのルート音を加える

さきほどのコード進行の中にⅤ7のコードではありませんがドミナントモーションのような終始感があります。

F F/G C

Cメジャーキーのサブドミナントコードである、ⅡmとⅣにドミナントのG音を追加することでドミナントモーションの様な特性を持ったコードに出来ます。

Dm/GとF/Gに当たるコードですね。

FonGコード

浮遊感があるように感じるコードです。

シティポップ、渋谷系などで使いやすいコードですね。

転回系のルートを使うオンコード

転回系のルートというのは構成音を一番低い音に持ってくることです。

例えばCコードはドミソからなるコードですが、音の並びはどの順から始まってもCコードです。

ミソドでもソミドでもCコードです。

しかし音楽的にこの音を最低音に指定したい!という時に使われるオンコードもあります。

C/Eなどがその代表。

この場合構成音が同じなので大きく変化があるわけではありません。

※E音はCコード(ドミソ)の中にそもそも入ってる音。

オンコードは無視しても問題ない。という意見が時々見られるのもまぁ分かります。

オンコード、分数コード、スラッシュコードは違う意味説

本来は違う意味として扱われてきた用語のようです。

オンコードの場合

ConEの様にCコードの構成音(ドミソ)の中の音を最低音に使うことをオンコード、いわゆる転回系のコード

分数コード

Dm7/Gコードのように構成音(レファラド)以外の音で出来ているものを分数コードという。

※持っている音楽理論の書籍に記載してありました。しかし同じ意味として扱われているのが現状。

なぜ同じ意味で扱われるのか??
オンコードにしても分数コードにしてもやる事はどちらも【コードの後ろの音を最低音に使う】ことだからでしょう。

ギタリストは特に多いのですが、理論などは深く学ばずに現場主義のプレイヤーが多いです。

そしてそもそも音楽理論って掘り下げると凄まじく深いです。
音楽の大学なんかもありますからね。

なので普通にプレイするにあたってはあまり用語や意味にとらわれ過ぎずに美味しい部分だけサクッと学んでしまいましょう。

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