ギタリストの音楽理論:CAGED(ケイジド)システム【動画あり】

音楽理論

みなさんこんにちわ。

僕はギター歴20年以上ですが音楽理論は嫌いです。

なぜなら学校のお勉強みたいに使う時がほとんどない音楽理論が多すぎるからです。

しかしものすごく重要な音楽理論も存在します!

ギター歴の割に理論は詳しくありませんが非常に重要だと声を大にして言いたいのが

ギタリストの3大音楽理論
  • ダイアトニックコード:作曲の為
  • ペンタトニックコード:特にマイナー
  • CAGEDシステム:指板とコードの関係性

この3つが最重要の音楽理論だと思います。

ってことで今回はCAGED(ケイジド)システムだ!

文字だとわかりづらい場合は目次から動画へ!

CAGEDシステムが出来れば何が出来るか?

CAGEDシステムが分かれば

・沢山のコード(ポジション)が分かる。

・コードと音の関係性が見えてくるので指板の音の把握のステップになる。

・アドリブやアレンジに役立つ、基礎になる。

などなど

基礎の音楽理論でありながらギター独自の音の並びを沢山学ぶことができます。

CAGEDシステムとは何か?

CAGEDの5つのコードの形と頭文字をとって(ケイジドシステム)と呼びます。

ギターは指板の構造上同じフォームでもフレットを動かすことで違うコードになります。

例えばEコードとFコードのダイアグラム図は以下のように

同じ形のコードフォーム違う場所で弾いてるだけです。

一つのコードには多数の押さえ方があり、

CAGEDシステム上ではEフォームのFコードと言います。

フォーム5つに分ける事ができて、

それをCAGED(ケイジド)フォームと呼ぶことができます。

残りC、A、G、Dの形のFコードがあると言えるワケですね。

そしてEフォームのあとはDフォーム、そしてまたCフォーム、Aフォーム、、、とルートのポジションで連なっていきます。

ややこしく感じるかもしれませんがルートポジションを繋いでいくだけ。

図で見ると非常に簡単です。

【図解】CAGEDシステムを解説

CAGEDシステムでCコードを分析してみましょう。

まずはCコードからアナライズです

このようにC、A、G、E、Dと5個のブロック分け出来ます。

これが完成形なのですが一つずつ見てみましょう。

まずCコードが黄色の枠内にありますね。正式にはCのコードトーン(トライアド)であるドミソの音です。

そして5弦3フレットのルート音を起点にしてAフォームを作る。

この赤枠内の形はAフォームですが音はCコードです。

これをAフォームのCコードと呼びます。

次にGコード。

青枠がGフォームのCコード

さてここで問題なんてすが、実際にこんな押さえ方はしません。

僕は出来ませんし、しません。

このフォームでCコードのコードトーン(1.3.5度のドミソ)が入っていることが分かるのですが、この形で弾く必要はありません。

赤枠と青枠の重なっている三つの音だけ弾くのも立派なCコードです。(後述)

次はEフォームのCコードが繋がります。

そして紫のDフォームのCコード。

CAGED(ケイジド)のDコードまで進むと一周回って

黄色枠だったCコードに戻ります。

さて、この音たちは形は違えど全てCコードの構成音である

ドミソの音達です。

CAGEDシステムを使えばコードトーンが把握できる!

さきほどのCコードのCAGEDシステムを使えば指板上のほぼ全てのドミソの位置が分かります。

少し分解してみましょう。

コードは基本的に1.3.5度の音から成り立っています。4和音とかsusとか例外もある。。

まずはCコードのルートであるドを表記します。

続いて3度のミの音

そして5度の音(ソ)

そうするとさっきのCAGEDシステムのフォームがすっぽり入るのが分かりますか?

このようにすれば指板の音を一気に理解できる!

しかもCコード上でこの音を弾けば【絶対に】音を外しません。

だってCコードの構成音ですから。

この3種類の音を弾けばどのポジションで弾いてもCコードなんです。

違うコードでCAGEDシステムを考えてみる

さてCAGEDシステムの面白いところはギターならではのフォームが同じでも、ポジションを変えると違うコードになる性質を利用できるところです。

みんな大嫌いなFコード考えてみましょう。

まずFコードです。

EフォームのFコード

これはEフォームのFコードでしたね。つまり繋がるのはCAGEDのEの次、Dフォームです。

Dフォームは4弦にルート音を持ちます。

そしてC、AG繋いでみましょう

これらすべてはFコードの構成音です。ファラドですね。

CAGEDシステムが分かれば指板上のメジャーコードの構成音はすべて理解できます。

そしてルートポジションを変えれば全てのメジャーコードに対応できます。

CAGEDシステムを動画で学ぶ

文字だとわかりにくい時もありますよね。

動画でも解説してみました。

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