パワーコードとは?解説と一覧表【初心者向け】

初心者向け

今回はパワーコードの解説です。

  • パワーコードとは何か?
  • パワーコードの特徴
  • パワーコードが使われている定番曲
  • パワーコードを弾くためのルートの一覧表

などを記事にしております。

音楽理論を学びたい方、ロックが好きな方、単純にパワーコードって何?って人まで役立つ内容になってます。

ではいってみましょう。

パワーコードとはなにか?押さえ方について

パワーコードとは厳密にはギターコードではありません。

ギターコードは1.3.5度などが含まれた3音以上の和音です。

しかしパワーコードは3度の音が入ってません。

形はこんなのですね。

Fのパワーコードを見てみましょう。

6弦1フレットと5弦3フレットを押さえて弾きます。

Fのパワーコードの画像
Fのパワーコード

6弦1フレットはFのルート音、5弦3フレットはFから見て5度の音です。

音に厚みが欲しい場合はこんな押さえ方もします。

音に厚みがあるFパワーコードの画像
音に厚みがあるFパワーコード

赤丸は同じFの1オクターブ上の音なので、こちらもルートの1度と5度の音です。

同じルートの音が重なることで音に厚みが出ます。

そもそもこれはFコードの省略形とも言えます。

FコードとFのパワーコードの比較の画像
Fコードの上の弦だけ弾くとFパワーコード

次にAのパワーコードを見てみましょう。

5弦の場合は開放弦がルート、6弦の場合は5フレットがAのルートです。

5弦ルートのAパワーコードの画像
5弦ルートのAパワーコード
6弦ルートのAパワーコードの画像
6弦ルートのAパワーコード

このようにルートの場所さえわかれば、どこでも簡単にパワーコードが弾くことが出来ます。

バレーコードよりもずっと簡単ですね。

5弦と6弦のルート音名一覧表

パワーコードの特徴

パワーコードが弾ければコードを覚えなくてもいいのかな?

というワケにはいきません。

3度の音はコードの明るい、暗いという響きを決定づける音ですが、その3度の音がないのでパワーコードはなんだか平べったい響きになります。

パワーコードにはメジャーやマイナーといった音の響きがありません。

そもそもマイナーパワーコードって言うのがないんですね。明るくも暗くもない音です。

しかしロックのイントロやエレキギターなどでは非常に良く使われる奏法です。

そして簡単です。

パワーコード=メジャーやマイナーがない。
エレキギターで頻繁に、特にロックで良く使われる。しかも簡単。

このような特徴があります。

パワーコードを使った曲

パワーコードを使った曲は山ほどありますが定番なのは

NIRVANA(ニルヴァーナ)でしょう。

絶対に聞いた事がある曲の一つ

Smells Like Teen Spiritはサビ部分パワーコードです。
ギターキッズなら間違いなく通る一曲になっています。

コード進行はF、B♭、A♭、D♭で曲のほとんどが弾けます。

パワーコードを弾くためのルートの一覧表

最後に5弦と6弦のルートの一覧表をもう一度張り付けておきます。

Smells Like Teen Spiritの練習にもお使いください。

5弦と6弦のルート音名一覧表
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